本プロジェクトの代表を務めている、坂口緑先生(社会学科教授)のご著書を紹介します。
坂口緑著『多文化化するデンマークの社会統合―生涯学習が果たす役割とその可能性』(花伝社、2024年11月)
https://www.kadensha.net/book/b10094319.html
移民・難民は、いかにして福祉国家に包摂されうるのか?
人種的に同質性が高く、移民や難民の受け入れに消極的と言われるデンマーク。しかし近年ではヨーロッパ統合とグローバル化の影響で多文化化が進み、福祉国家としての再編が迫られている。市民社会と協働するデンマーク流の生涯学習政策は、国境を越えて移動する人びとの「入口」を準備できるのか。「社会統合」をめぐる政治思想を再検討し、生涯学習の現代的意義と課題を明らかにする。
★本プロジェクトに深く関わるテーマの新著です。デンマークの経験が日本の課題にどうつながるのかを知るために、ぜひ手にとってみてください。