今回は、文学部フランス文学科4年次在学中の二見朋香さんをご紹介いたします。二見さんは、「内なる国際化プロジェクト」の指定科目を履修し、3年次に「多文化共生ファシリテーター」の認定を受けています。また、ボランティアセンターから「ボランティア・サティフィケイト」も授与されています。その活動と関心は幅広く、多彩です。その一端が大学ウェブサイトの記事「明学の理由。」で紹介されています。
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https://www.meijigakuin.ac.jp/about/why/futami/
今回、本プロジェクトにも下記のメッセージを寄せてくださいました。二見さん、ありがとうございます。
私は大学1年次から、ボランティアセンターの「明治学院大学教育連携・ボランティア・サティフィケイト・プログラム」に参加して、ボランティアの座学と実践に関わる授業を履修していました。その1つに「多文化共生各論」という授業があります。その授業では、「わたぼうし教室」という学習支援教室での支援活動を経験しました。外国にルーツのある子供たちだけではなく、そこで支援している先生たちにも居場所になるあたたかい場です。同時に、担当の高桑先生からこの「内なる国際化プロジェクト」についても教えてもらいました。
また長谷部先生の「グローバル社会と市民活動入門」の授業でファストファッションの裏側にある問題について知り、MGCloset(2018-2021年ボランティアファンド学生チャレンジ団体)に出会いました。そこからUP!UP!UP!(2021年ボランティアファンド学生チャレンジ、2021-2022年いつでもボランティアチャレンジ団体)でジェンダー問題やLGBTQに関する問題に興味を抱くようになりました。
長谷部先生の授業では、「内なる国際化プロジェクト」が実施している夏休みの学習支援教室について教えていただきました。1年生の夏休みに「難民の子どもたちの学習支援教室」にボランティア学生として参加しました。わたぼうし教室での学習支援のボランティアの経験があるためあまり戸惑うことはありませんでした。ただ、その団体が何を大切にされているのか、勉強を教えることなのか、居場所を作ることなのかということが2日間のボランティア活動だけでは分かりませんでした。普段は小学生に教えていたため、中学生というまた違う学年を教えることに対しての難しさを感じました。
こうした様々な活動を経験し、ボランティア・サティフィケイトを獲得できました。そのために必要だった科目が「多文化共生ファシリテーター」の認証に必要な指定科目と重なっていたこともあり、両方の認定を受けることができました。
このようにボランティア活動に1歩足を踏み入れたことで、様々な社会問題に興味を持ち、多角的な視点を持てるようになりました。私の卒論のテーマは「フランスと日本におけるろう教育の比較」です。手話サークルぽっけで活動し、聴覚障害者に出会いました。そして彼らの生きてきた環境に興味を持ち、このテーマで卒論を書くことを決めました。難しい部分もありますが、興味のあることを深めるのはとても楽しいです。
明治学院大学は学科に関係なく、社会福祉を学び実践することが出来ます。私はフランス文学科ですが、沢山の学びを得ることが出来ました。皆さんもぜひ自分らしい学びの形を見つけてみてください。
明治学院大学フランス文学科4年 二見朋香