社会福祉法人 さぽうと21主催、明治学院大学「内なる国際化」プロジェクト共催の「理解を深める講座」『異国日本を生きる私、そして私と家族』が2016年11月13日に明治学院大学高輪校舎で開催されました。
定住外国人・若者世代であるグエンさん、景山さん、安富祖さんと、親世代の王さんが登壇し、それぞれの家族経歴やアイデンティティの変遷、子育て経験について実に客観的で深い自己分析が披露され、皆が強く印象づけられました。その後の臨床心理士・田中ネリさんによる講演「定住外国人 『だから』抱える『家族』の問題とは?」では、その分析の鋭さだけでなく、独特のスタイルをもつ語りに聴衆一同が魅了されました。
私も加わったディスカッションでは、会場の皆さんから多様な質問やコメントが出されました。外国ルーツの親世代と子世代の関係にみられるデリケートな部分について、視点が拡がり、理解が深まったように思います。参加者がまさに「満腹」感を得て帰途につかれたのではないかと願っています。ご参加いただいた多くの皆様、ありがとうございました。
詳しい当日の様子については、こちらをクリックして、さぽうと21のウェブサイトにあるブログ記事をご覧ください。
(文責:野沢慎司/社会学部教授)