8月2日(日)に開催されるイベントのお知らせが届きました。詳細は以下をご覧ください。
◆オンライン開催 全進研(全国進路指導研究会)夏のセミナー2020
「外国にルーツを持つ子ども・若者の現状と学習権保障」
詳細:https://www.facebook.com/zenshinken
開催方法:ZOOM(ウェビナー)
日時:2020年8月2日(日)13:00 ~ 16:30
講演:関本保孝(前公立夜間中学校教諭、えんぴつの会、基礎教育保障学会事務局長)
シンポジウム:
谷川由佳(一橋大大学院博士課程、大学非常勤講師)
藤川純子(三重県四日市市立笹川小学校教諭/外国人児童集住校勤務16年)
加藤佳代(神奈川県立地球市民かながわプラザ あーすぷらざ外国人教育相談コーディネーター)
<内容>
都市圏では電車の中で、お店の中で、外国語の会話を聞くことが日常となりました。地方の工場でも外国人労働者が定着し、政策的には、異文化の理解、多文化共生の文字が踊ります。一方、予期しなかった「新コロナウィルス禍」、インバウンド政策で激増した外国からの観光客が99.9%減少した影響は他人事ではありません。オリンピック・パラリンピックは一年延期されました。
しかし、実際のところ、この国は、この社会は、そして私たちは、国際的には当たり前の“地球規模の人々の移動”をどう受け止めているのでしょうか。学校教育現場は「多文化共生」や「多様性」を学ぶにふさわしい環境になっているでしょうか。
「多様な教育機会確保法」が成立した中で、「各県1校以上」の公立夜間中学校の設置が求められ、昨年4月には川口市(埼玉)、松戸市(千葉)で、この4月には常総市(茨城)で開校し、さらに準備する地域があるようです。
不登校のまま、義務教育を修了した「形式卒業」生に「夜間中学」での“学び直し”の機会が保障されるようになりました。戦後の混乱や家計の問題から、義務教育の未修了者は、全国に百数十万人いると推定されています。夜間中学や通信制中学などは、そうした方々に希望を取り戻す機会を作ってきました。
「移民政策」が未整備と言われるこの国です、入管法の不備・入管施設での人権抑圧の報道を見聞きします。それでも、外国人労働者を増やす政策はすすめられていきます。私たちは、多様性を尊重し、社会に包摂する力をどのように蓄えるのでしょうか。
今日の「ウィルス禍」感染問題に加え、深刻な「気候変動」の危機は、国境の隔たりを軽々と超える人類史的課題となっています。「子どもたちの進路」は、まさに地球規模の進路問題につながっているようです。この夏は、社会が・学校が抱える課題をともに考え、これからの学校と社会を考える機会です。是非、ご参加ご予定ください。
<参加費>
無料
<申込>
メール zenshinken@hotmail.com で申込み、またはフェイスブック Messanger https://www.facebook.com/zenshinken で申込み
主催:全国進路指導研究会
http://zenshinken.jimdo.com/
Email zenshinken@hotmail.com