事務局メンバーの猪瀬がかかわる埼玉朝鮮学校60周年連帯プロジェクトが、埼玉朝鮮初中級学校の保護者が学校の財政を支えるために実施している、埼愛キムチ頒布会のムービーを作成し、YouTubeで公開しています。本学社会学科を卒業した写真家森田友希さんが撮影と編集を担当しています。
https://www.youtube.com/watch?v=-8M3l-VV1No
埼玉県は1982年から朝鮮学校に対して私立学校運営補助金を支給してきました。しかし、2010年度末に当時の知事が「財政上の問題」を理由に、補助金を打ち切りました。その後、県が財務上の「健全性について確認できた」とした後も、支給停止は続いています。支給停止は朝鮮学校の運営に打撃となり、教員の給与カットなどの対応を迫られています。そんななかで、保護者たちのボランティアによって頒布会は行われ、収益を学校に寄付しています。
このムービーでは頒布会のスタッフとなるオモニ、アボジたちの言葉とともに、キムチを買いにやってきた様々な方たちの言葉を記録しています。
このムービーを見て、民族学校の現状や、それを支える人たちの想い、そして日本社会の課題について考えていただければとおもいます。なお、更に詳しく知りたい人は、「誰もが共に生きる埼玉県を目指し、埼玉朝鮮学校への補助金支給を求める有志の会」のホームページ内にあるQ&Aをご覧ください。
https://tomoni-saitama-koreanschool.org/faq/
また、ムービー作成に関わった人たちのメッセージは以下をご覧下さい。
https://tomoni-saitama-koreanschool.org/2021/05/31/post-565/
(文責 猪瀬浩平)